性器ヘルペスの治療にはバルトレックスが効きます。バルトレックスは抗ウイルス薬でウイルスの増殖を抑えることができます。また、単純疱疹や帯状疱疹、水ぼうそうにも用いられ大変効果のあるお薬となっています。

感染症である性病の現代日本における状況

日本において広がっている性病は感染症であり、媒介する病原体がいます。ウイルスや細菌、原虫やシラミなどが病原体となるのが一般的であり、性的な接触を通して感染するということが特徴です。日本で比較的有名なのは梅毒と淋病であり、それぞれ梅毒トレポネーマ、淋菌が病原体として知られています。梅毒では感染した部位において発疹が起きるというのが一般的であり、三週間前後の潜伏期間があるのが特徴です。比較的長い潜伏期間があることから、その間に別の相手と性的な接触を行うことによって梅毒を広めてしまうということもあり、性を用いた商売を行っている人たちを介して拡大してしまうという問題が生じてきました。一方、淋病は排尿痛や帯下が特徴的な症状となる性病であり、潜伏期間は数日間であるため早期に発見されます。こういった感染症は主に性的接触で広がっていくことから、倫理道徳が厳しかった一昔前の日本においては性の業界でしかほとんど広まることはありませんでした。しかし、社会の考え方が欧米化してきたことによって性の自由が広まるようになり、性に対する考え方の厳しさが緩和されてきています。その影響を受けて感染症である性病も広まりやすくなってしまっているのが現代日本の状況です。これまで性病に関する高い関心がなかったことから、その性質について誤解している人も多く、それが感染拡大の原因となるとともに、偏見を生む事態も生み出しています。性病の中には血液感染を起こしたり、母子感染を起こしたりするものも多いことから、感染症である性病の蔓延の対策には性的接触への配慮だけでなく、感染者の積極的な発見と治療を行っていくことが必要とされています。